クラブ / 2025.01.30

WE ACTION DAYの実施について

いつもアルビレックス新潟レディースに温かいご声援をいただきまして、誠にありがとうございます。アルビレックス新潟レディースでは、1月にWE ACTION DAY(理念推進日)の活動として選手全員が参画し「アルビレックス新潟レディース・女子サッカーを応援する人の幅(多様性)を拡げるためには」というテーマでワークショップを実施いたしました。事前に公式HPや一般の方々に実施させていただいたアンケートでは約300名の方から回答のご協力をいただきました。

回答いただいた内容を基に、各グループに分かれてディスカッションを実施し3月に再開するリーグ戦でどのような施策を実施できるかについて意見交換を行いました。ミーティングで出たアイディアについては実際に3月以降のホームゲームでの実現に向けてACTIONしてまいります。

活動の詳細について、下記の通りお知らせいたします。


 

《WE ACTION DAY(理念推進日)》
WE リーグの理念「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く
社会の実現・発展に貢献する」を体現するために、クラブがアクションを起こす日として設定されています。

-WE ACTIONとは?-
WEリーグに所属する選手、クラブ、そして、サポートするパートナー企業を始めとする様々な人が、リーグの理念「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する。」の実現のために輪となり、私たちみんな(WE)で起こす行動(ACTION)です。

 

WE ACTION DAY「アルビレックス新潟レディース・女子サッカーを応援する人の幅を拡げるためには?」

 

ワークショップ実施日

2025年1月7日(水)・1月21日(火)

 

活動レポート

今回の企画は、選手たちで意見を出し合い、自分たちの取り巻く環境を把握し、女子サッカーを観たい・応援したいと思ってもらえる人の幅を増やしていくためには選手としてどのようなことができるのかについて考えたいと意見が出ました。

普段からクラブハウスの掃除当番を決めて実行してくれている選手たちが、各班に分かれてどういった方を対象とし、何を聞いてみたいかアンケートで回答を募集いたしました。そこで得られた回答結果を基に、試合会場に来ていただくためにどういった施策をアルビレックス新潟レディースとして実現すべきかディスカッションを行いました。

 

 

グループA「家族の観戦を増やすには」

参加選手:平尾知佳選手・児野楓香選手・下吉優衣選手・合田朱里選手・白井ひめ乃選手

試合会場の内外でどんなサービス(企画や設備)があると来場したくなるかや、SNSについての要望等クラブを応援するためにはどんなことが必要か意見を募集したグループA。

ワークショップでは、SNSでの発信の必要性や今チームが個人で持っているアカウントをどれだけ活用できているのかが話題に上りました。平尾選手は「実は自分たちが何気なくやっている練習前のストレッチの様子であったり、見たいと思っているサポーターは多いかもしれない」と話しました。合田選手も「特別なことがないと上げない人が多いからもっと

毎日上げるくらいの気持ちが必要かも」と答えます。

また、託児所他の試合会場でお子さんが遊びながら観戦したり、

アルビレックス新潟と一緒に応援いただいている方が多いことも再認識したチームはグッズのコラボ等についても話が膨らみました。

 

グループB「すべての人に繰り返し試合会場に来場してもらうには」

参加選手:ブラフシャーン選手・石淵萌実選手・上尾野辺めぐみ選手・白沢百合恵選手・田中聖愛選手

こちらのグループでは何度も応援に来たいと思ってもらえるためにはというテーマでディスカッションしました。会場に行きたいと思えるような特別感や、毎回行きたくなるような企画はないか検討している中で、上尾野辺選手は雨の日では入場者数に影響が出るだけでなく、ハイタッチやファンサービスなどのふれあいが限定されてしまうことで通常の試合の魅力が半減してしまっているように感じると話しました。はじめて来た人にも応援の楽しさを感じてもらえるようにチャントをビジョンで出して、「現地でしか体験できない応援の楽しさ」を訴求することも必要ではないかと白沢選手が意見を伝えます。そこでBグループが注目したのは抽選企画。本日ゴールを決める選手を来場者の方に予想してもらい、当たった人に何かをプレゼントすることで、より応援の熱が高まるかもしれないと話しました。

 

グループC「10代の観戦を増やすには」

参加選手:川村優理選手・滝川結女選手・川澄奈穂美選手・高橋智子選手・長崎咲弥選手

グループCでは、10代の観戦者数を増やし、応援してもらえるにはどのようにしたらよいかを検討します。アンケート結果からやはり今の10代にとっては「SNS」は重要なキーワードであることを感じた選手たち。SNSフォローで特典をもらえたり、映えるスポットで写真を撮れること、勝利時にTik Tokを選手と一緒に撮ることができるといった斬新なアイディアが出てきました。グループの中で10代の長崎選手にリアルな意見を聞きながら10代であることで試合観戦で特典があったり、大人数で楽しめることもポイントだと感じた川澄選手は「友達を沢山誘えば誘うほどオトクになる企画があれば学生も楽しくチャレンジしながら試合に来れるのではないか」と意見を出しました。滝川選手も「応援してくれる子が口コミで広めてくれて連れてきてくれることで、また新しいファンの人が増えるかもしれない!カラオケみたいで良いね(笑)」と賛同しました。また流行の食べ物等サッカー以外のコンテンツの重要性についても話題に上りました。

 

グループD「友人同士の観戦を増やすには」

選手:浦川璃子選手・園田瑞貴選手・富岡千宙選手・石田千尋選手・山谷瑠香選手・武田あすみ選手

友人同士で試合会場に足を運んでくれる人を増やすにはどのようなことができるかというテーマで事前に企画の案出しを行い、アンケートでどの企画が好評であったかを確認したDグループ。プレゼントがもらえるものが喜ばれる傾向であることに注目しました。富岡選手からはふれあいを望んでる人も一定数いることに触れ、大学で所属していたチームでは試合後にピッチを使用してサッカー教室をやったという具体的な事例もあがります。同時に、記録を選手と競いあう「VS選手」や選手の写真をスタジアムのいくつかの場所に装飾し、探すことで試合前に楽しんでもらう「隠れ選手」といったチャレンジ企画についても好意的な意見が多いと浦川選手は話しました。様々な意見が全員から上がる中で石田選手からは「VS選手企画にプレゼントを加えるのはどうか。」という意見。そういったアイディアを選手全員で参画するにはどういった方法で実施するのが良いかについて話しあいました。

 

グループE「サッカーを観戦したことがない人にも来てもらうには」

選手:有吉佐織選手・道上彩花選手・杉田亜未選手・山本結菜選手・加村ななみ選手・那須野陽向選手

よりアルビレックス新潟レディースを応援いただく人を増やすためには、サッカーを観戦したことがない人に会場に足を運んでもらう必要があると考えたグループE。アンケートの結果を見て、杉田選手は「現在試合会場に来てくれている人はファンサービスやふれあいを喜んでくれている傾向がある。会いたいと思ってくれる人が意外といる」と感想を述べ、会場に来てもらうためにはまずは選手とのふれあいなどを通じて興味を持ってもらうことが重要だと話します。道上選手は「スーパーや人がたくさん集まる場所でのタッチポイントを増やすことは重要ではないか」とアイディアを出します。現状の発信ツールも議題となり、LINE等のプッシュ型ツールで情報を発信するのはどうかという意見もありました。追加をしてもらうために選手自らQRコードを貼って歩くというユニークなアイディアも出たところでワークショップは終了。チラシ配布等で直接選手がクラブをお勧めできる機会の大切さを確認しました。

 

 

今回のワークショップで出たアイディアを主軸に3月以降のホームゲームでの実現に向けてスタッフも加わりながら動いてまいります。選手考案企画、ぜひお楽しみください✨

 

ワークショップを終えて選手のコメント

〇道上彩花選手

多様性というテーマでの活動を考えるにあたり、その前段の自分たちの置かれている目の前のことに目を向けて、自分たちが何を求められているのかを考えることがわたしたちには必要だと考えました。連戦でも平日開催のアウェイでもファン・サポーターの方は来てくれる。本当にありがたいし心強い。でもそれはどうしてなんだろうと思ったんです。どんな思いを持ってスタジアムに来てくれるのか。それを自分たちも考えなきゃいけないと感じて、さまざまな人がスタジアムに来てもらうにはどうしたらいいかという今回の案を出しました。なかなか見えにくいものでも本当にやらないといけないことを考えることが未来につながると個人的に思っています。今回出た企画案の実現が楽しみですし、一人ひとりが真剣に考えて取り組むことでクラブ・選手たちにとってもプラスにつながると考えています。

 

〇富岡千宙選手

今回のWE ACTION DAYの活動では、私たち選手だけではなく、ファン・サポーターの皆さんのご意見をいただくことによって、さらに盛り上がりのある試合会場を、皆さんと共に創り上げることができるのではないかと考えています。試合を観に来てくださるお客さんの立場で考える難しさもありましたが、多くの方々がアンケートに答えてくださったので、それを元にたくさんの意見を出し合うことができ、有意義な時間になりました。


■お問い合わせ先

〒957-0101 新潟県北蒲原郡聖籠町東港5-914-2 アルビレックス新潟レディース
TEL:025-257-5814
メールアドレス:enjoyfootball@albirexL.com
株式会社アルビレックス新潟レディース 事業本部
受付時間:月~金 10:00~17:00

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